プロジェクトFUKUSHIMA!


福島出身のミュージシャン遠藤ミチロウ、大友良英、そして詩人である和合亮一らが立ち上げたプロジェクト。

2011年8月15日、福島で音楽を中心としたフェスティバルを開催。合計で約13,000人の来場者数を記録。これをきっかけに福島をサポートする様々なプロジェクトを展開している。

フェスティバルの他に、スクールFUKUSHIMA!と題し、子どもたちに向けた放射線に関する講座、大友良英の音の学校などを開催。またDIY FUKUSHIMA!として、オリジナル楽曲を独自配信して、購入していただいた金額を支援金にするプロジェクトも行われている。


フェスティバル会場 – 福島から放射能を外に出さないというコンセプトのもと会場の芝生に風呂敷が広げられた(実際の線量はそれほど高くない)

いままで国外では知られることがなかった福島という地名が、いまや原発事故を起こした不名誉な名前として世界的に有名になってしまった。それをただネガティブなまま歴史に残すのでなく、福島がそこから立ち上がり再建する姿を歴史に残したい。そんな想いでプロジェクトは立ち上げられた。


会場内ではプロ・アマ問わず様々なアーティストが演奏している

政治家でもない、実業家でもない、ミュージシャンや詩人、アーティストに何が出来るのか。

主催の大友良英が何かの番組で言っていたのを思い出す。広島も長崎も原子力爆弾投下というネガティブなイメージがあるけど、現在はそれを払拭しそれだけではないイメージを持っている。
それは文化があったからではないか。もちろん産業や経済もあったかもしれないけど、
歴史を踏まえ文化をしっかりと構築できているから、いまの広島や長崎があると思う。
福島も復興していくためにも、文化が大切なのではないか。そしたら自分たちでもできることはあるのではないだろうか。

そんなことをずっと考え続けているように感じる。
その視点は、その他の支援にも役立つのではないだろうかとも思う。

プロジェクトFUKUSHIMA! ウェブサイト

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