被災地 復興ファンド


ちょっと前になるが、
NHKスペシャル「“震災失業”12万人の危機」という番組を見た。
震災によって職を奪われた人たちの現状を
石巻の仮設住宅に住んでいる方々へのアンケートを元に構成されている。


> 番組サイト

被災者のおかれた非常に厳しい雇用状況が伝えられていく。

実際の有効求人数の少なさ。
何十年も同じ仕事をしてきた人が、
選択肢が狭い中で、生活するため家族をささえるために
まったく違う職業を選ばなくてはならない難しさ。

一向に進まない状況が映しだされていく。

また事業再建のために借入を行うことによる
二重債務問題。

国が設立した産業復興機構により
借入期間を延長することにより
月々の返済を軽減する措置が取られているらしいが、
審査が厳しく岩手県では1000件の応募に対して
現在までに1件しか実現していないらしい。
形だけでまったく役に立たないシステムが報告されていた。

そんな中、民間で行われている
被災地の企業の復興を助ける新しい動きが紹介されていて
興味深かった。

それは「復興ファンド」と呼ばれ
被災地の企業が復興計画をネット上で公開。
それを見た人が、その企業のために
一口一万円から投資をしていく。

正確には、半分は寄付、半分を資金投資という形で
応援したい企業にお金が届くことになるらしい。

通常の義援金などと比べ、
使い道の用途が見えやすいのが特徴だ。

> セキュリテ被災地応援ファンド

この資金により再建していった
かまぼこ製造会社がレポートされていた。

被災地の復興・雇用回復に向け
とても有効な動きだと感じます。

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