先日いわきを訪ねた時、現地の友人も携わっている「いわきオーガニック・コットンプロジェクト」の綿花畑を見学させてもらいました。
いわきオーガニック・コットンプロジェクトとは、東京でオーガニックコットンを長年扱ってきた株式会社アバンティと、いわきで震災復興を積極的に行なっているNPO法人ザ・ピープルを中心に始められたプロジェクト。いわき市内15箇所の休耕地を開墾しオーガニックコットンを栽培し、綿花の出荷・販売・製品の製造などで被災地の収入や雇用生むのきっかけづくりを目的に始められた。風評被害などで農産物の出荷がかんばしくない中、食品でなく衣類になるコットンを作ることもポイントだ。また綿花自体が塩害に比較的強く、津波で海水をかぶった地域でも栽培可能な事も選択のひとつのようだ。実際の農場の管理や作業は、県内外のボランティアスタッフにより運営されている。
お伺いした11/15はまさしく収穫時期のようで、褐色に色がついた綿花がたくさん実をつけていました。
それでも初年度ということで思ったような収量あげることがはなかなかできなかったようで、耕作面積あたりの収量をどうやって増やして行くか、そして夏季などはボランティア・スタッフが毎週10数人がかりで草取りなどする必要があり多くの人手が必要な事などが、これからの課題のようです。
年を重ねるごとに少しずつ成果をあげていくプロジェクトだと思います。
これからもみんなで応援して行きたいと思います。
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