福島県南相馬市は昨年何度かボランティアに行っていたので思い入れが深い。
その南相馬市で2012年4月16日より警戒区域、避難指示区域の見直しが行われた。
年間20ミリシーベルト以下の「避難指示解除準備区域」、年間20ミリシ-ベルト超50ミリシーベルト以下の「居住制限区域」、年間50ミリシーベルト超の「帰還困難区域」の3つの区域に分けられている。
避難している人にとって自分の家に帰ることができるようになるのは、
嬉しい一面もあると思う。それでも放射線量が大きく下がった訳ではない。
これから正式に家に戻る人がいたとしても、
電気・水道などのインフラは復旧するにしても、
商店の営業など人々の営みはすぐに戻ることはないと思う。
近隣で仕事を見つけることもきっと難しいだろう。
そんな汚染された土地から離れて、
別の場所で生活すればいいのにと言う人もいる。
それはとても簡単な方法だと思うけど、
自分がそして先祖が生まれ育った故郷に対する想いは
僕らが想像できないほど、大きなものなんだろう。
除染して、建物を直して、周りの人が帰ってきて、
そして仕事が生まれて・・・とても長い道のりだ。
ずっと見守って、サポートしていかなければいけない事だと思う。